フェンスの一時撤去と復帰

工事の始まる前にお庭の整理整頓にお伺いするのですが、一時的にお庭のフェンスを取り外させて頂く場合があります。今回はフェンスを取り外す理由、そして撤去・復帰までの段取りをご説明させて頂きたいと思います。

フェンスを外す理由

狭いところの作業には工夫が必要です

フェンスを外すのは足場のスペースを確保して、作業効率を上げるためです。諸条件ありますが、壁から50cm~90cmの平坦な土地があればフェンスを外す必要はありません。

狭さも多少であれば特に問題はないのですが、あまりにもせまいと工事費用も上がってしまいますし、作業員の無理な通行によるフェンスの破損・汚損の恐れや、安全管理にも支障が出てしまいます。

外せるフェンス

アルミ製のフェンスは現状復帰が可能です

外せるフェンスと言うのは主にアルミ製のもの。外し方さえ判っていれば問題なく復帰が可能です。効率良く作業できる限度の、前方60cmにスペースが足りないとき、施主様の了解を得たうえで撤去復帰は行っています。

部品が経年劣化で壊れている場合は、ステンレスワイヤを使っての固定や簡単な補修も承っています。

フェンスを外す段取り

番号を付けておけば元どおりに戻せます

まず始めにフェンスが完全に元の場所に戻せるように、ユニット毎に番号を付けておきます。そしてビスや金具を外した後、フェンス本体を分割してひとまとめにし、風などで動かないようしっかり固定しておきます。

工事後の復帰は、逆の手順で組み上げれば完了です。

業者としての考察

最近の住宅は、玄関側の車庫とお庭にスペースを集中させていることが多いので、建ぺい率との関係で側面と裏面は狭くなっています。

そのせいもあってか、フェンスの作業を行わなくてはいけない頻度が以前より増えてきたと感じています。

まとめ

フェンス撤去中の外壁

お客さまには、ご成約前にフェンスを取り外すようご提案すると驚かれますが、上でも述べたように安全面や作業効率を考えての致し方ない場合の措置です。どうか皆さまにはご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。