花粉で外壁塗装が「心配」
3月に入り、長雨に寒の戻りに暖かさ。季節の変わり目は良いことも悪いことも代わる代わる来ます。「花粉」もその一つですが、最近は花粉だけでなく黄砂やPM2.5など、気になる物がたくさん飛んできます。
工事中に花粉飛んでても平気?とご質問頂くことがありました。車に溜まった真っ黄色の花粉が目に付く季節ですので、ご心配の気持ちは大いに判ります。そこで今回は、塗装工事の花粉にまつわるお話です。
塗装は出来る?
上記の3種で最も粒子が大きいのはスギ花粉で、30~40μm(毛髪の太さが80μm)です。屋外で通常飛んでいるホコリ等は10μm程度なので、花粉はそれより大きいのです。
外壁塗装では、なるべくホコリが付着しないよう仮設足場のまわりに飛散防止ネットを張り巡らします。ホコリより大きい花粉はメッシュシートで充分対処出来ています。
職人さんは花粉は大丈夫?
こればっかりは人それぞれですが、皆さまと同じように医薬品の点鼻薬や飲み薬で対処出来ています。筆者も花粉症持ちですが、来るのが判っているモノなので、2月には病院でまとめて薬を処方して貰います。
塗装の段取り
塗装前の外壁には花粉をはじめ、ホコリ・塩分・劣化した既存塗料などがたくさん付着しています。塗装工事では最初の作業として、高圧洗浄機を使ってこれらを根こそぎ洗い流してしまいます。
洗浄機の水圧は15MPa(1cm平方あたり150kgの圧力)。ちなみに水道の蛇口全開の圧力が0.4MPaなので、洗浄機の高圧力がお分かりになるかと思います。
洗浄が終わって乾燥養生の後、メッシュシートの中で通常の塗装作業を進めていきます。
まとめ
弊社ではこの季節、ホコリや花粉そのものよりも強風を心配しています。台風やその一過などの大風では、大量のホコリによって塗料のツヤ引けが起こりえるので、現場自体を休工としています。
花粉が飛んでいると外出する事すら辛くなりますが、適切に薬を処方してもらう等キッチリ対策し、楽しい春と致しましょう。
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