「人の居場所」をつくる。尺貫法。
台風10号は雨台風。ひたすら雨を降らせてますが、おかげで弊社山本塗装は火曜から開店休業状態です。月曜から営業再開と行きたいところですが、台風一過の強風が心配です。
主に一戸建ての塗り替え工事を施工させて頂いている山本塗装ですが、最近のお宅様というのはお庭が狭いところも多いですね。ひどい所ですと自分の体を通すだけで精一杯です。
それは、おなかの厚みのせいもありますが(笑)「家とその正面に駐車場を目一杯広く!」としてしまうと建ぺい率の都合上、どうしても他の部分は狭くなってしまうのでしょう。
ただそれでも「通れない」ということにはなりません。それは「尺貫法」のおかげなのです。
今回は家を建てるのに欠かせない単位法「尺貫法」についてお話しします。
尺貫法とは
日本では家屋などの大きさは「尺貫法」で表します。寸、尺、間、畳、坪といった単位は、目にされる事も多いでしょう。
これらは「人間の身体の大きさ」を基準にした単位系です。
たとえば、手を開いた親指から人差し指の距離が15cmで5寸。その2倍は30cmで10寸(1尺)。人の身長180cmは6尺(1間)で横幅90cmは3尺。6尺×3尺は1畳で2畳(6尺×6尺)は1坪。といった具合です。
これらの単位を使って家を建てると、窓やドアノブ、階段の手すりにベッド、それらに人が座った時、膝で立った時、手を伸ばした時にそれらが丁度良いところに在るようになるのです。
まとめ
家をつくるときにはあまりに便利なため、メートル法は建築業界ではいまだに少数派です。
メートル法も何を基準にしているかを調べましたが、あんまり難しいので止めました。静電気だのガウスだの言われても、学者さんでもないかぎり想像出来ない世界のものだからです。
余談ですが、ゴルフ等でおなじみのヤードポンド法も人間基準の単位だそうで、1ヤードが3尺、1フットは1尺とのこと。
人が直接触れるものは、自身を基準にした方がその大きさが分かりやすいのでしょう。
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