外壁塗装|足場の安全管理
10月に入りました。いよいよ秋も本格的に深まる雰囲気ですが、台風が厄介者です。今年の台風はなぜかスピードが遅くて雨がサッと止んでくれません。
工事が1週間近く延びることもあり、弊社山本塗装としましては、お待ち頂いているお客さまに申し訳ない気持ちで一杯です。
台風に限りませんが、激しい雨風が予報される際には工事を中断するとともに、まわりを囲うシート(メッシュシート)を畳みます。
ところが一部の業者では、この「シートを広げたり畳んだり」といった作業が滞るケースがあるのだとか。
今回は住宅塗装における仮設足場の「安全管理」についてお話ししたいと思います。
仮設足場とメッシュシート
塗装業者が仮設足場とメッシュシートを保有している場合、自分たちで仮設足場を組みシートを取り付けます。
当然ですが、強風雨の対策のメッシュシートの開閉も自分たちで行います。また弊社のように、仮設足場を保有していない塗装業者は「仮設足場の専門業者」に依頼して足場を組んで貰っています。
シートの開閉「問題」
大規模建築のことは分かりませんが、住宅塗装では荒天時のシートの管理「畳んだり広げたり」の作業は、シートを取り付けた業者が行います。
「塗装業者」もしくは「足場業者」が行う事になるのですが、これは「塗装業者が行うべき」です。なぜかというとメッシュシートの開閉というのは緊急性を要することだからです。
「足場業者」で対応するのは難しいと思います。詳しくは次項でお話しします。
人手が足りない
シートの開閉は塗装業者にとっては担当する「1つ2つの足場」ですが、足場業者にとっては違います。
通常の足場の掛け外し業務も「スケジュール通りこなしてる最中」に、「すでに建ってる足場の多くから」開閉の依頼が来るのです。
急な大量の追加作業に人手が足りなくなることも多く、塗装業者の要望どおりのタイミングで開閉出来ない事もあるらしいです。
このように、理由は複雑ですがとにかく「安全管理がおろそかに」なりやすいのは確かで、改善すべきです。
まとめ
弊社山本塗装では、自前のメッシュシートを足場業者の建てた足場に掛け外ししています。
荒天時には塗装作業を中断し、そのまま社員がシートを開閉するので中断によるロスは最小限です。
台風のときでもシートが掛けっぱなしになっている現場を見掛けることが有りましたのでお話ししました。
工事中の安全管理も塗装業者の品質の一部だと思いますので、この文章が塗装業者選びのご参考になれましたら幸いです。
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