業務日誌ー手抜き工事。

下地調整をしなかったこすらなかった手抜き塗装工事

下地調整を行っていますが、おかしなところを見つけました。写真は木製の柱ですが、前回の塗装では「下地調整と下塗り塗料が省かれて」しまっているようです。

塗膜の下にはこすった跡はなく、擦っていれば無くなるはずの表面の凹凸も取れていません。そもそも塗ってからまだ8年だそうですが、日陰のこの場所でたった8年では普通ここまで剥がれません。

そして剥がれた塗膜の裏側に下塗り塗料の白色が見られません。屋外環境では下塗り塗料は必ず必要です。このような脆弱な塗装を剥がしてから下地調整、下塗り塗料、仕上げ塗り2回塗り、と進めていきます。

今回塗る塗料の溶剤によって既存の塗膜の活膜部分に刺激を与えたくありません。それをきっかけに剥離の恐れがあるからです。ですので今回は、水性塗料も視野に仕様を考えることにします。