新築のサイディング外壁は「不完全な塗装」
昨今の新築住宅物件のうち、6割〜7割をサイディング外壁が占めています。サイディング外壁自体は
工場塗装です。ですが家として建てられたときに、塗装されていない「不完全な壁」があります。
それが、サイディングのパネル間にある「コーキング」の部分です。
工場塗装された外壁パネルが10〜15年に対して、コーキング材の耐用年数は約7年です。
同じ壁の中で耐用年数に「ズレ」があるのです。これは10万円以上かかる高額な仮設足場を
1回余計に掛けなければいけなくなる、サイディング外壁の「最大の欠点」です。コーキング材は
耐用年数を超えると固くなってしまい、パネルの寒暖による伸び縮みに耐えられなくなって断裂を始めます。
さらに、コーキングされている部分のパネルの厚みの部分には「塗装がされていません」。
セメント質と繊維で出来たサイディングは、水を吸い込み続けるとスポンジ状になって自壊してしまいます。
サイディング外壁で出来た新築物件の耐用年数は、「ノーメンテナンスでは25年」で設定されています。
山本塗装では新築のサイディング外壁は、「最初の10年以内に」いちど塗装されておくことをお勧めします。
いちど全体を塗装してしまえば、壁とコーキング材の耐用年数を概ねそろえる事が出来ます。
20年30年と長い目で見ると結果的に、足場のお金の分がメンテナンス費の節約になります。
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