業務日誌ー壁の「モルタル」も剥がれる。
今年のプールももう最終日だそうで。少々水に浸かるには涼しかったのですが、子供たちを連れてプール
に行きました。プールに着いて建物を見上げると、これはこれは、、、公共の建物とはいえちょっと目に
付きますね(^^;;ウチの家内に言わせると「やっぱり商売してると目についちゃうんだねぇ」「気にもな
らなかったよ」と僕を変人扱いする有り様ですが、これはなかなか貴重な写真ですよ。
写真だけではよく判らないと思いますので解説します。外壁の塗料が経年劣化で密着が取れてしまってい
ます。それだけだったらまだ良いのですが、これはもう少し深刻です。鉄筋コンクリートの外壁には仕上
げとしてモルタル(セメントと砂の混合物)が平らに塗りつけられていますが、これが経年劣化で剥がれて
しまっているのです。これの何が深刻なのかというと、モルタルがこれほど内部で浮いているのなら、コ
ンクリートにもクラック等の経年劣化が起きている可能性が高いからです。
補修方法ですが、モルタルの下地となるコンクリートはクラックや内部の鉄筋の劣化を補修します。モル
タルは浮きをすべて見つけ出して補修。またはモルタルを全て剥がして新たなモルタルを施したうえで塗
装。もしくは補修はコンクリートのみとし、コンクリートに新たな壁を固定する工法も可能でしょう。
戸建て住宅の場合ならここまで劣化させることはないとは思いますが、モルタルも放っておけば劣化し
、いつか剥がれるということは覚えておいて損は無いと思います。
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