木の色のコーキング。
外壁のパネルの間を埋めたり、ちょっとした穴埋めに便利なコーキング材。塗装工事でも頻繁に使います
。写真は塗装してある無垢の木の玄関ドア。コーキング材は僅かな量であれば、「やむを得ず」細工のス
キマを埋めるのにも重宝します。なぜ「やむを得ず」なのかというと、コーキングの上に塗料を塗ってし
まうと、その弾力に付いていけずに塗料が割れてしまうからです。
塗料は劣化するとコーキングの弾力に付いていけずに先に割れます。塗料が割れるとコーキングの色が見
えてしまいますが、今回塗装する色は中間色の茶色(レンガ色に近い)。通常使われる白色のコーキング
材では目立ってしまいます。塗った色になるべく近い色のコーキングを使いたいところですが、色が全然
合いません。
市販の塗装出来るウレタン系コーキング材には、白,濃い茶色,グレー,アイボリーの4色しか有りませ
ん。多色展開されているコーキング材は存在しますが、屋外での用途かつレンガ色のコーキングとなると
、一般売りされていません。市販品で隙間を埋めるには「アサヒペン」の「木部補修材」がコーキングと
同様の使い勝手でお手軽です。
最後にちょっと話しはズレますが、屋外使用の新しい木材を塗りつぶして塗装する場合には、よく神社仏
閣に使われることが多い、膜を作らずに粉となって風化するタイプの塗料が良いでしょう。ただ、これら
は市販品ではありませんし、しかも塗るのに少々技術が要ります。だからこれは餅は餅屋ということで、
われわれプロにお任せいただければよろしいかと思います。
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