やりすぎ?グリーンベルト。
現場調査にお伺いして驚いたのですが、どこにクルマを停めれば良いのやら、、、困ってし
まいました。なんでか?と云いますと、路肩の緑のエリア内には車は駐車できないらしいん
です。ご存じでしたか?僕も最近、地元の方にお聞きした事なのですが、どうも道交法で決
められた事柄では無いようです。少し調べてみました。
あの緑のエリアは「グリーンベルト」というのだそうです。横須賀市のwebサイトにはグ
リーンベルトについての記載が見当たらなかったので、以下は愛知県稲沢市のwebサイト
から抜粋したものです。(あったらゴメンナサイ)
グリーンベルトとは、運転者に児童が通行する道路だと分かるようにするための緑色のカラ
ー舗装です。通学路の交通安全向上のため、自動車運転者等に対して注意を促すための交通
安全対策として、グリーンベルトの設置を進めております。
歩道と車道がガードレールなどで区分されていない通学路での注意喚起のため路肩部分に施
しています。グリーンベルトでは、通学児童達の通行の妨げになりますので、路上駐車はご
遠慮下さい。また、通行する際は歩行者に配慮した運転をお願い致します。」
ということです。どうやら市役所の事業のようですね。もともと道交法では「道路の端から
75cm以下の幅の路側帯。また駐車した右側が3.5m以下になる道路」では駐車禁止と
なっています。グリーンベルトには道交法のルールの「見える化」の効果もあるんですね。
ですがもう一度写真を見返して見て下さい。上記のルールをキッチリ守ろうとした場合、来
客のクルマは「どこに停めればよいのでしょう?」グリーンベルトの無い路肩に停めれば、
、、と思うでしょうが、そのようなトコロは「駐車禁止」の標識がバッチリ立ってました。
「子供のことを考えれば仕方ない。」そうお考えの方もいらっしゃるでしょうが、それにし
ても多過ぎます。
こんな広い道路に無尽蔵にベルトベルトしなくても良くありませんか?子供にはルールを教
えればいいんです。キチンと教えれば皆スポンジのように吸収してくれます。出来ないと決
めつけるのは子供を信頼しなさすぎです。高齢化社会のまっただ中、皆さまをケアしように
も車一つ停めるのにこれ程苦労するようでは、人の往来も無くなりかねません。
日本の道交法は「ゆずり合い」の精神が根本になっていると思います。一方の立場の正義を
押しつけるばかりでは、違う立場の人間を虐げることになります。デイサービスにスーパー
の送迎。介護タクシーに我々住宅メンテナンスの人間。街には、街にすむ皆さまの「生活」
を護るために様々な人間が街に訪れます。世の中って「あちらを立てればこちらが立たず」
だと僕は思うんですよ(^^)
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