お正月早々、シャッター雨戸が気になる。
あけましておめでとうございます。本年も、山本塗装のブログをよろしくお願い致します。
もうお正月も過ぎまして、平成31年も無事にスタートしています。弊社の仕事始めはお客
さまに年始に回らせて頂くのが通例になっているのですが、これは数年に一度の点検も兼ね
ていて5日ほど掛けて回らせて頂いてます。今年もさい先のよいスタートが切れそうです。
挨拶にまわっていて「シャッター雨戸」にホコリが張り付いているお宅様が目立ったので、
顔を出したついでに少しアドバイスをさせていただきました。以下はそのまとめです。
まず第一にシャッター雨戸は「鉄で出来ています」つまり錆びるんです。年間を通して塩害
の被害がある横須賀市ではホコリに塩分が含まれていて、お手入れをあやまると急にサビ出
します。シャッターはサビさせてはいけません。
なぜかというとシャッターは「機械」だからです。サビは出ると増殖する一方なので、一般
的にサビ止め塗料などの処理が必要です。ですがシャッターにはそれが難しい事情がありま
す。精密に出来ているシャッターに一定の厚みが必要な錆止めを塗ると、自身が分厚くなっ
てBOXに収まらなくなってしまうのです。
錆びたシャッターを塗装する方法としては、完全に落としてしまうか転換剤でサビを安定化
させるといった対処法が有りますが、「一旦錆び始めたものは進行を抑えられても完全に止
めることは出来ない」という事をご納得して頂いてから塗装作業するようにしています。
シャッターをサビさせないためには、まずお手入れです。必要なものは水ホースのみですが
高圧洗浄機をお持ちの方はお使い下さい。あとはカッパ等で体を濡らさないように整えて、
サビの原因になるホコリと塩分を落としてしまいましょう。
そしてシャッターBOXの内部も10年に1回は点検しましょう。歯車等の機械部分に鉄が
使われています。内部の注油を怠ると動きが悪くなるばかりか、錆びがシャッターに移って
しまう可能性があります。しっかり診て貰いましょう。
シャッター雨戸は従来の「雨戸と戸袋」より設置スペースが小さく済むので大変使い勝手の
良い建具です。ですが交換や修繕のしやすさといった点では「雨戸と戸袋」に劣るので、無
駄な出費を抑えるためにもメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
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