塗装のフカボリ- リフォーム業界の「無法」
塗装工事業者の電話や訪問販売について
よくない話を聞くことが多いです。
弊社自身も塗装業者なので
変な業者がやけに多いのは
なぜだろうと考えることがあります。
考えた末の答えを始めに言ってしまうと
「誠実で無ければ」
「誰でも」「低予算で」「高収益を」
上げられるから。これにつきると思います。
累計1700戸の施工実績を持つ弊社が
今回はこれについてお話していきます。
・目次
〇「誰でも」業者
〇どう塗ってもキレイ「低予算」
〇企業が「高収益」を優先
〇営業マンとのトラブル
〇まとめ
.〇「誰でも」業者
塗装工事も「建設業」の一種です。
国土交通省では「建設業」の許可に要件を
定めて、これを取り締まっています。
ただ、
請負金額が500万円未満の工事業者は
「取り締まりの対象外になっています。」
戸建て住宅へのリフォーム工事なら
これだけの金額があれば十分でしょう。
この
「誰でも業者を名乗れる」状態が
いまも悪質な業者に温床を与えています。
.〇どう塗ってもキレイ「低予算」
塗装工事の特徴として
塗った直後は(たとえ手抜き工事でも)
1,2年はキレイを保ってしまいます。
その間に「倒産」したり
「担当者が不在」などの理由を使って
責任逃れしようとするようです。
.〇企業が「高収益」を優先
塗装工事業は他の建設業にくらべて
設備などの初期投資が比較的安く済むので
ホームセンターやインフラ事業者などの
異業種から参入する会社がとても多いです。
実際の作業は下請け企業が行うことが多く
実際の作業料金+マージンを取られるために
作業に見合う金額という意味では高額です。
下請け企業に安値のときのしわ寄せがいく
仕組みなので、出来る作業に制限を設けたり
利益を上げようと、見えない所を
手抜きしてしまうことすら有るようです。
.〇営業マンとのトラブル
営業マンが契約社員である場合、
成績を残すために
無理な契約をせまる事もあるようです。
また、そのような彼らの知識不足が原因で
実態にそぐわない無理な約束をしてしまい
実際の現場でトラブルになる事もあるとか。
.〇まとめ
仮設足場に囲まれている以上
施主様が全ての知識を持って業者の作業を
確認することなど実質的に不可能でしょう。
弊社では透明性を確保するために
仕上げ塗りを積層するたびに色を変えたり
施工中の写真を毎日見て頂いています。
結局、施主様が
塗装工事が適切かどうか
確認するために必要な項目は
業者の「誠実さ」に
収束するのではないかと思っています。
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