-尺貫法。人間本位の単位-

和室写真室内でふとした時、ちょうど良い距離に壁や手すりが有って助かった経験はありませんか?
ドアノブって立っていても、ひざ立ちでも回せてとても便利ですよね?

建物を建てるとき直すときはいつものメートル法では無く、昔からある単位「尺貫法」を使います。
たとえば、1尺=約30cm=手から肘、肘から肩までの長さ。6尺=1間=部屋の間口の高さ。3尺×6尺=畳一畳。1間×1間=1坪。

「立って半畳寝て一畳」というように、これらは人間の行動範囲の最小の単位です。これらの単位で建築をつくると、
人にとって、すべてにおいて丁度いいサイズの建物が出来あがるのです。

ちなみに海外の単位と比べると、1尺=約1フィート=約1/3ヤード。古来の単位はどこも、人本位なんですね(^^)