塗装のフカボリ-塗り替えて、家を高く売る。
「家を売る」というと今までは
「こんなに色々きれいに整備しながら
使ってきたのに売るときは二束三文だもの」
等のボヤキの対象でしかありませんでした。
ですが、そんな理不尽にも
政治の手が差し伸べられ始めています。
目次
〇新たな住生活基本法
〇「長期優良住宅」とは
〇「住宅性能表示」とは
〇「安心R住宅」とは
〇まとめ
.〇新たな住生活基本法
以下coatingmedia.comより抜粋
-2021年度から向こう10年間の国の
住宅政策の方向性をまとめた
「新たな住生活基本計画(全国版)が
3月17日、閣議決定された。-
-既存住宅の情報が購入者に分かりやすく
提示される仕組みの改善
(安心R住宅、長期優良住宅)を行って
購入者の安心感を高め
中古住宅の流通を促していく。-
要約すると、ここ10年間で計画していた
成果が得られなかったけど引き続きガンバル。
といったところでしょうか。以下では
その仕組み3種を、簡単にご説明します。
〇「長期優良住宅」とは
「長期にわたり良好な状態で使用するための
措置が講じられた」ものとされています。
補助金やローンの金利引き下げや
税の特例措置と地震保険料の割引きといった
メリットがあります。
詳しくはこちらをご参照下さい。
新築にも既存住宅にも認定は出来るのですが
この「措置」といわれるのが以下の3点。
1.新築からの10年ごとの点検
2.その間にも台風、地震時に点検
3.上記の結果を踏まえ調査修繕改良を実施
これはあまりにも費用が掛かりすぎるので
活用できるのは新築時でしょうか。
.〇「住宅性能表示」とは
質の良い住宅を安心して取得できるように
するために作られた法律制度です。
要は既存住宅を安心して買うための判断基準。
なのですが、これを既存住宅でクリアするには
「詳しくはこちら」←としたくなるほどに
規定が細かいので、
新築時に活用するのが妥当と思われます。
〇「安心R住宅」とは
こちらは検査されたものを国土交通省許可の
団体が「お墨付き」を付ける制度です。
塗装メンテが含まれるのは
「安心R住宅」のみです(団体の規定による)
・現在の基準を満たす耐震性
・建物状況調査の実施
・現状までの点検・修繕等の実施内容の提供
・将来のリフォーム等についての情報提供
の4点を踏まえた住宅に認定マークを付与。
基準を満たせば売値にも反映されます。
つまり「安心R住宅」は
安心して既存住宅を買うための目印です。
.〇まとめ
定期的な塗装メンテも、家を売る際の
価値基準に含まれる時代になったようです。
「安心R住宅」は
各団体所属の不動産会社が扱っていますので
ご自宅を売るときに相談してみましょう。
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