-UV塗装の家具の補修-
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
去年の年末、ウチのカイジュウ(子供とも呼ぶ)が自宅の家具に激しくぶつかったか何かしたようで、
家具のドアが欠けてしまいました。今回はその欠けたところをパテ埋め、紙やすりで整えてから
補修塗装をしたいと思います。
この扉は、木製チップを接着剤で固めた新建材にUV塗装されたシロモノです。これは塗装の下の
素材には直接塗装できません。なにしろ中身は木材、つまり塗料はそのままでは吸い込まれてしまうのです。
そこで今回吸い込み止めとして木工用ボンド!!吸い込みは止めてくれるは、パテの密着を助けて
くれるはの優れモノです。ただ念のため申し上げておきますが、接着剤は硬化すると酢酸ビニルが残る
ため、塗装やニスなどは出来ません。お気をつけを。
パテ埋めをします。今回使用したのは固まるときにパテ表面の痩せ(やせ)が起こりにくい
エポキシパテを使います。なるべく厚付けせず、ヘラ等を使って平らにしあげましょう。
紙やすりでエポキシパテを削るのは大変ですので、必要以上に厚くつけないのがコツです。
ヤスリがけして平らにしました。紙やすりを160番から4000番までと順番に細かい目のものに変えて
擦りました。ちょっとやり過ぎたかな?でもおかげで目をつぶって触る分には、どこを直したのか
分からないくらいの精密さ。いい感じですね(^^)
いよいよ塗りに入ります。まわりの余計なところに飛んでしまうと大変なので、まわりを養生します。
大した大きさじゃあ無いので、そこら辺の紙に穴を開けてをテープで留めただけの簡単養生。
紙を浮かしてあるのは、スプレーと塗らないところとの境い目をぼかしたいからです。
2回ほど塗って、さらに今回クリアも2回ほど塗って強い塗膜をつくります。
もう光の加減でツヤが違うところでしか境い目が見つからない、、、いいですね。
車両用の微細のコンパウンド(カー用品店などで売ってます)を使ってゴシゴシ磨いて、
最後にワックス(出来れば固形の)でツヤを整えて完成です。
やっぱり元の白とは微妙に色が違いますので、よーく疑いのマナコで見れば見つかっちゃいますが、
言わなければ絶対見つからないレベルにまで補修出来ました。
ひとつひとつの工程を急ぎ過ぎないのが最大のひけつです。パテはできれば1日乾燥時間を
置いてから、塗装も1日十分に乾かしてから次の工程に進んで下さい。
パテが欠けたり塗膜にキズが付いたら、それをやり直すために2、3倍の時間が掛かってしまいますよ(^^)
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