「色替え」は安心のため
弊社、山本塗装では仕上げの塗料を塗るとき、最後の2回目にはご指定の色を塗りますが、1回目ではご指定とは違う色を塗っています。他社ではあまり強調されないような事を長年やり続けています。ですが、この「色替え」にはお客様を思っての理由があるのです。
〇「2回」が標準
〇「1回」では手抜き。
〇あえて違う色で塗る理由
〇水性塗料では難しい
〇まとめ
昨今主流と言われているシリコン・ウレタン・フッ素・ラジカル等の弱溶剤ウレタン系塗料では「2回塗りが標準仕様」です。もし塗料のパンフレットをお持ちでしたら巻末に仕様表があるので見て下さい。必ず2回塗りとなっています。
たまに他の業者さまの見積書を見せて頂ける機会があるのですが、仕上げ塗り-〇〇〇と商品名は書いてあっても「塗る回数の表示がない」事が多いです。現場でお客様が、ずっと見張ってる訳にもいかないので「実際に2回塗ってるという確証」は見えにくくなってるのが実情と思います。
弊社が上で延べた「2回塗ってる確証」をお客様に得てもらうために始めたのが「色替え」です。仕上げ塗りの1回目と2回目で実際に色が変わっているのを見て頂くことで、2回塗りを「見える化」しているのです。色が違っていたら絶対に手抜きは出来ません。
水性塗料では「色替え」をするとコストアップに繋がります。なにしろ水性塗料は隠蔽力が弱く、少し色が違っただけで透けてしまいます。同じ色でないと、2回塗っただけでは仕上がらないのです。あまりに透けるので3回塗ったことも一度や二度じゃありません。
同じ色で2回塗りの分量を注文すると余ります。透ける都合上、その余った塗料を活かす場面は訪れないので結局、産業廃棄物として捨てるしかありません。水性塗料は業者に労力とコストアップを強いるものであり、全くもってエコではありません。
弊社の色替えの様子などはtwitterやfacebookでリアルタイムに配信しています。山本塗装がどんな仕事をする塗装店なのかを見て頂ければ幸いです。本来なら2回塗りは当たり前のことなので、ここまでアピールしなければならないのは「手を抜く」業者がいるからです。業界の中に居る人間として残念でかつ憤りを感じてしまいます。
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