「悪い」外壁塗装の業者。
大多数の塗装業者は塗ることを「誇りある仕事」として真面目に取り組んでいるのですが、ごく一部、施主様との約束を守らず手を抜くような「悪い業者」が存在します。
今回は、そんな「悪い業者」がする仕事の結果。そして、良い業者の見分け方をお話しします。
〇サギまがいの業者。
「悪い業者」は始めから意図的に手抜き工事を行い、その責任をのらりくらりかわし続けます。そうしてほとぼりが済んだ頃に倒産して名前を変え、別の場所でそれを繰り返すのです。
〇子会社を食い潰す業者
また、「悪い業者」は、親会社の命で契約会社が工事する業態の中にも存在します。契約会社への対価が十分でないと、契約会社は自身の生活のために無理にでも利益を作るべく「手抜き」をします。
それでも親会社は、自己の利益だけは確保しつつ契約会社を食い潰し続けるのです。
〇下地調整の「手抜き」
手抜きの多くは下地調整(ケレン作業)の時に行われます。下地調整は、金属や木製品に均等にキズを付けて塗膜の足がかりを造る大事な作業。
これを怠った場合、本来10年持つ塗膜が2年で剥がれたりします。これのタチが悪いのが「全部キレイに剥がれない」ところ。
塗り替え工事では手工具で剥がれない箇所は塗って仕上げるのですが、そこも結局密着力は弱いので、治してもまた数年で剥がれてしまいます。
〇仕上げ塗りの「手抜き」
いまの仕上塗料は2回塗りが基本となっています。1回塗りでは塗料の厚みが足りないからです。ところが「悪い業者」は施主様が見てないのを良いことに「1回塗りを2回だ」と嘘をつきます。
1回塗りでも出来上がりの時点では見た目はあまり変わりませんが、塗膜は確実に厚みが足りないため、本来10年持つはずが3年で粉を吹くような事になります。
〇悪い業者に係わると
キチンとメンテナンスしたいのに、「悪い業者」に一度でも係わると大変です。塗替工事の耐候性は元の塗膜が密着してるのが大前提なので、
密着が悪ければその上からどんなに良い塗料を塗っても、その症状をずっと引きずってしまうのです。
〇まとめ
弊社山本塗装も、WEBサイトやTwitterなどで施工中の写真を多数掲載して「ていねいな仕事」をアピールしていますが、
業者を選ぶ最後の決め手はご近所ご親族などの近しい方のクチコミだと思います。良い業者には「他の良い業者」とのつながりもあるので情報をあつめて、「たった1社」の良い業者とのご縁を見つけましょう。
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