自分で外壁塗装。|準備編
外壁塗装は約10年に一度と言われます。今までキレイだと思っていた家も、その気になってよく見ればアチコチ劣化が見てとれる頃。
お客さまの中にはご自身で塗装してみようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は創業53年を迎える塗装業者である弊社が、一般の方が外壁塗装をする場合に必要な準備すべき事物をまとめてみました。
※ご注意|文章内で述べた内容を実践した場合の結果および発生する全ての事象については、作業される方ご自身に責任の所在が御座います。
刷毛とローラー
塗装といえば刷毛とローラーですが、刷毛は大小を数種用意しておき、下地処理用や仕上げ塗り用と使い分けます。
ローラーは基本使い捨てになるので「溶剤系用」を必要数用意しましょう(水性にも使えます)。またローラーにも毛の長短があるので、外壁の凹凸に対応できる長さのものを選びます。
もちろん塗料を持ち歩くためにバケットやネット、ローラーの持ち手も必須ですね。
仮設足場は必須。
地上から2m以上の高さでの作業は「高所作業」であり、仮設足場など安全設備の設置が義務付けられています。
外壁塗装の仮設足場は、外壁の端から端まで全てに安全に手が届くものでなければなりませんし、ご近所への配慮として飛散防止ネットを張り巡らす必要があります。
これを滞りなく行うのは一般の方では厳しいので、ここは専門業者にお願いしましょう。事前のご近所へのご挨拶をお忘れなく。
安全への備え
2階建てともなれば地上から6mもの高さ。万が一はそれこそ命に関わります。作業用ヘルメット、安全帯、ゴム底の作業靴、作業手袋を揃えましょう。
作業靴や手袋は家庭用で代用も可能ですが、より滑らない。手を塗料から守れる専用品がおすすめです。手袋は塗料が付くと固くなるので、その日で使い捨て出来る量を準備しましょう。
あと出来れば、非常時に助けを呼べるように2人以上で作業するべきです。
高圧洗浄機を使いましょう。
外壁の表面にはカビや塩分・劣化した塗料粉がタップリと張り付いています。これらをキレイに取り除くのはブラシでは難しいので、やはり高圧洗浄機を使いましょう。
電気式の高圧洗浄機は1時間しか連続使用出来ないので、丸一日掛かる外壁の洗浄にはやはりエンジン式が向いています。エンジン式の高圧洗浄機もレンタル出来るようです。
まとめ
長くなりましたので、実際の塗装作業については次回お話しします。チャレンジされる方に有用になる様、専門用語もなるべく少なくお話したいと思いますので、次回もよろしくお付き合いください。
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