ハウスメーカーの「保証」(令和7年改訂)

建てた会社で塗装工事も行わないと「保証の対象外になる」とお客さまからお聞きした事があります。
住宅メーカーの言う「保証」というのは、どのような物なのでしょうか。本当に建てた建築会社が塗装についても「いちばん解っている」のでしょうか。
今回はそのあたりをフカボリしてみます。
ハウスメーカーによる保証とは

2000年以降に建てられた全ての住宅には、引き渡しから10年の保証(瑕疵担保責任)が法律で義務づけられています。
この保証は外壁、屋根、柱、土台などの「構造を支える基本構造部分」が対象なので「塗装」は入っていません。
塗装などのメンテナンスに関することは、ハウスメーカー独自の制度です。
オリジナル塗料とは

ハウスメーカーでは「オリジナル塗料」を扱う事がありますが、生産基盤を持っていない場合、大概は既存の塗料メーカーに製造依頼します。
俗に言う「OEM」です。塗料メーカーが「普通に」作れる塗料が、果たして「オリジナル」と呼べるのかは正直なところ疑問ですが
塗料メーカーも、住宅の外壁や屋根に使われる様々な「新素材」に自社製品を対応させるべく、日々新製品を開発しています。
塗装業者がそれらの情報をキチンと得ていれば「塗装できない」外壁や屋根は無いはずです。
代金は高め。

ハウスメーカーの塗装メンテナンスでは、一般的な住宅の塗装工事でも200万円以上の高額になることが多いようです。
元請けであるハウスメーカーは、お客さまから頂いた工事金額から自社の利益を引き、残りの金額で下請け業者が施工します。
直接施工である弊社「山本塗装」では、200万円を超えるケースはほぼ有りません。会社の規模が大きい程、関わる人間が多い程に利益が必要になるのだと思われます。
工事には積極的に「参加を」

上で述べたように「高めの金額」に見合った施工内容であれば良いのですが、ハウスメーカーと現場とのコミュニケーションがうまく取れてないと
下請け業者は「利益や経費が足りない」と、会社や社員そして自身の生活を守るため「本来必要な作業」ですら減らそうとしてしまいます。
事前にメーカーとも施工内容を確認し、作業中もなるべく顔を出しましょう。施工業者さんにも話しかけたりして、解らないことは聞いてみることが大切です。
まとめ

ハウスメーカーでも弊社のような塗装業者でも、塗料の質、技術力ともに差はありません。
工事の内容をお客さまが完全に理解する事は難しいですが、しっかり説明をうけ、信頼できると思ったところに、工事を依頼しましょう。
投稿者プロフィール
最新の投稿
建築の雑学2025.04.05ハウスメーカーの「保証」(令和7年改訂)
建築の雑学2025.03.29塗装店が考える「雨仕舞い」(令和7年改訂)
ニュース解説2025.03.22令和7年度 高齢者住宅リフォーム補助金が実施決定
新しい建材と対処2025.03.16塗装店が評価「石粒鋼板屋根」