さび止め塗料のうえに塗れる期限。
さび止め塗料を塗っています。俗に赤サビと呼ばれるシアナミド防錆塗料は、環境への配慮のために姿を消しました。現在では錆止め塗料といえば2液型のエポキシ防錆塗料です。とても丈夫な塗膜が素地への空気を遮断してさび止め効果を発揮します。
エポキシ樹脂防錆に移行したことで塗装の工程も変化しました。エポキシ防錆は、その上に仕上げ塗りの塗料を塗ることが出来る期間(可使時間)が短いのが特徴です。
完全に硬化(乾燥)するまでの期間が1週間、夏期の屋根では3日間ですので建物の大きさによってはその期間を逃してしまうことがあります。可使時間を過ぎた塗膜には塗料を密着させるために下地調整が必要になります。
材料費、施工単価ともに改定せざるを得ないのは悔しい限りですが、引き続きていねいな施工を続けて参ります。
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