環境色彩ーまちなみの色合い。

カラーコーディネーションと塗装の色合い 

派手な黄色に塗られた建物があります。街中の景色の中ではポツンと浮いているように見えるので、まちなみ全体がバラバラな印象にも見えませんでしょうか。

これも施主さまが色を指定したのでしょうが、思われたイメージとは多分違ってしまったのだと思われます。色をイメージ通りに伝えることはとても難しいのです。

色見本を見ても「分からない」「難しい」となってしまい、イメージ通りの実際よりも濃いめの色や派手目の色を選んでしまいがちです。ここで塗装店がアドバイスを出来ていればこんなことにはならないのですが。

塗装店が施主さまの決定に意見(アドバイスなのですが)出来ないことが多いようです。住宅やアパートなどの建物はまわりに存在するさまざまな色の範囲のなかで配色されると、景観に馴染んでまちなみ全体が美しくなります。

家も「まちなみの景観の一部」と捉えていただけると、その塗り替えが「街づくりの貢献」にもなるのです。