梅雨はチャドクガに注意。

関東甲信越の梅雨入りから少し経ちました。このどっちつかずな天気こそ「まさに梅雨」といった印象ですが、やはり憂鬱なものです。上手に気分をコントロールして「楽しい夏」を迎えたいと思います。

この梅雨の時期、お客様のお庭に「チャドクガ」が発生することがあります。横須賀市からも注意喚起の情報が出るほど一般的な毒毛虫で、刺されると強烈なかゆみを発症します。

家主さまはもちろんの事、屋外作業に従事する業者にとっても大敵です。そこで今回は、チャドクガの生態とその対処。弊社なりの備えについてお話ししたいと思います。

チャドクガとは

注意。写真が出ます。

-以下Wikipediaより抜粋

チャドクガ(茶毒蛾)はチョウ目ドクガ科の昆虫。本州以南の日本各地に分布。年2回発生、ツバキ、サザンカやお茶の木などの園芸植物に被害をおよぼすほか、「刺されて」被害にあう人が後を絶たない。-

お庭でよく目にするのはその幼虫の毛虫ですが、そのかゆみは強烈です。毒毛にうっかり触れてしまうと、帯状疱疹のような発疹がだんだん全身に拡がり痒くて眠れないほどになります。

体質によっては発熱やめまい、おう吐、けいれんも併発する恐れがあります。薬は皮膚科や内科の病院で処方される「ステロイド・抗ヒスタミン系軟膏」がもっとも有効です。

チャドクガへの備え

薬剤よりも剪定が効果的

チャドクガ退治のタイミングは7月もしくは11月から3月の卵の時期。お庭を剪定してしまうのが最も効果的です。2次被害を防ぐため、剪定した枝は袋に入れて捨てましょう。卵には薬剤があまり効きませんが、

幼虫以降なら駆除も出来ます。ただチャドクガは幼虫自身を駆除しても「抜け毛」がどこかに残っていれば発症します。我々は塗装工事を中断するわけにもいかないので、「ステロイド抗ヒスタミン軟膏」は処方された余りを常に準備しています。

チャドクガに効く市販薬

市販薬は強弱向き不向きがあるので薬剤師にご相談を

本来なるべく早く病院に行くのが正解ですが、いちおう市販薬もあります。筆者はアウトドア用として「フルコートf軟膏」子どもには「コートfMD軟膏」を常備していますが、体質や状態によっても選び方が変わるのでこちらのサイトが参考になります。