幸せだったから。リフォーム。
もう梅雨明けが発表されちゃいましたね。塗装業を営む山本塗装としては嬉しい限りですが
、今年の農作物の収穫高が心配ですよね。あ、それと同様に水不足も大変心配ですね。僕の
脳みそは食欲優先のようです(笑)。
ちなみに、関東甲信地方で梅雨明けしたのは6月29日。平年より22日も早いのだそう。
まぁ昨年も梅雨明けは早かったのですが(7月6日)、今年はそれより7日も早いのだそう
で、梅雨の風情を楽しむまもなく「サッ」と梅雨は行ってしまいました。
ところで先日の現場調査での話し(このパターンの書き出しは久しぶり)。築40年ほどの
古いお宅さまでした。ある時を境にメンテンスに間が空いて少し傷んでる様子。ですが全体
的に修繕しやすく設計された家で、適切な時期に適切なメンテナンスがされた「立派なお宅
様だな」というのが第一印象でした。
ご高齢の奥様でしたが「気が付いたところは全部治して下さい」との事でした。金額のこと
も相まって「交換が必要かどうか」をご質問される方が多いので、弊社としては逆に心配し
てしまうほど。
ただ一点だけ注文がありました。古い鉄製の門扉を「これは主人が作ってくれたものだから
、塗って持たせて欲しいんです」。話しぶりから察するに、旦那様はしばらく前に他界され
たご様子でした。
ここで僕の頭のなかで合点がいったのです。修繕しやすい設計。しばらく前まで完璧にされ
た管理。奥様の家に対する気っ風の良さ。ご主人との思い出を大切にする心。これらが僕の
あたまの中に収束し、心のなかで一つの言葉が浮かびました。
「奥さま、お幸せだったんですね」
すべてはご主人の残された、奥様への精一杯の想いが詰まった「この家を守りたい」という
心情から来るものなのですよね。
今回ご縁があったのは弊社としても幸せです。そんな思いへのお手伝いが出来るのですから
。どうぞ宜しくお願いいたしします。
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