「ラジカル制御」の魔法とは。
もう何日目??はやくお家に帰りたい!!
いや別に悪いコトして追い出された訳じゃないですよ。小学生のウチの子が「水ぼうそう」
にかかってしまったんです。一時高熱も出ていたようですが、そろそろ発疹も治まって来週
には登校も出来そうです。
「お家に帰れない」のは、僕自身が水ぼうそうの抗体を持ってるか判らなかったからです。
(何しろウン十年前。両親すら忘れていたので)だから今、子供の発疹が収まるまで実家に
避難しているわけです。
水ぼうそうウィルスというのはインフルエンザよりも感染力が強いらしく、くしゃみ等での
飛沫感染はもちろん、同じ部屋にいるだけで空気感染。そして大人が感染すると2割の確率
で「死ぬ」か「後遺症が残る」らしいんデスよ恐ろしや(^^;
ちなみに僕は先ほど、抗体検査で「陽性」という事が判明。これでお家に帰れます!
日本ペイントの「パーフェクトシリーズ」を代表とする「ラジカル制御塗料」の話しを以前
のブログでお話ししました。「ラジカル制御塗料」とは、太陽の紫外線によって白色の顔料
(酸化チタン)から発生する「ラジカル」を「特殊光安定剤」で制御し、塗膜の破壊を抑え
る技術を使用した塗料です。
ラジカル制御がまるで「最新技術」のようにも見えますが、塗料の世界ではラジカル制御の
技術は昔からあるものです。「ラジカル」を何で抑えるか?ということで各メーカーは日々
苦心を重ねています。
そして生み出されたのが「シリコン」「セラミック」そして「特殊光安定剤」(アクリル樹
脂?)など。だから言うなれば、最近の塗料は「みんなラジカル制御塗料」ともいえます。
今現在、いわゆる「ラジカル制御塗料」は、水性であれば水性シリコン、弱溶剤であれば2
液シリコン等と同等かそれ以上の価格設定です。どうもこのあたりが僕的にはシックリこな
いんです。
「なんで、昔から有る技術を使った塗料がシリコン以上の耐候性があって、かつ値段がこな
れているはずの既存の塗料と同等の価格なのか?」新しい塗料をすぐに高評価できないのは
塗装業者の悪いクセですね。
実績の少ない最新塗料で謳われている機能はほぼ塗料メーカーからの発信です。最新の機能
に期待を寄せるより、実績のある塗料の方が安心して塗れるってもんですが。
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