春風と花びらは「塗装の天敵」
いよいよゴールデンウィークも間近に迫ってきました。今年は天皇陛下の御譲位も重なるの
で、特例として最大で10連休にもなるのだそう。仕事柄なかなか大型連休が取れない弊社
としても5月3日~6日の4日間だけはお休みを頂戴しようかと思っています。
ちなみに今年の我が家はファミリーキャンプ。以前はスモークだフォンデュだって凝ってみ
たりしてましたが、どうも子どもがつまらなそうでして(笑)やはり料理も手伝わせた方が
楽しいでしょうし食も進むと思うので、今回はみんなで定番のカレーを作ります(^^)
しかし春まっ盛りですが、皆さんは春といえばどんな印象ですか?「次第に暖かくなって」
「草木が芽吹いて」「桜が咲いて」といった感じでしょうか。ちょうどよい穏やかな季節と
いった想像をされる方が大半だと思います。
だからでしょうか。弊社のお客さまは施工時期を春や秋に希望されることが多いのですが、
一般的に「穏やか」とされてる春も、塗装店にとっては決して「穏やか」で無い事が多いで
す。「雨が多い」「突風が吹きやすい」「花びらが舞う」と懸念材料も意外と多いんです。
春の雨と突風は同時にやって来ることが多いです。仮設足場を覆っているメッシュシートは
普段どおりの風ならば通り抜けるだけなのですが、突然「ブワッ」と力強く吹く突風では結
構あおられてしまいます。安全が確保できない場合には作業を中断することもあります。
さらに雨が降るとシートのすき間を雨水が埋めてしまい、突風にあおられる事で足場が耐え
きれず倒壊という最悪のケースまで考える必要があります。弊社では、メッシュシートの開
閉を管理することで、万が一の事態を回避しています。
そして春特有なのが「花びらが舞う」です。せっかく弊社が外壁や屋根を一生懸命に塗って
キレイに仕上げても、その直後に花びらに「ヒラヒラヒラ~」「ピタピタピタッ」と張り付
かれた日には目も当てられません。こすって剥がし、そこだけを塗り直します。
我が国は四季に恵まれた亜熱帯気候なので、一年をとおして雨も降れば風も吹きます。晴れ
の天気が安定するのは真夏と真冬だけです。しかし夏冬でも気温や乾燥度合いの調整など気
にするところは多く、これらの自然環境をうまくいなして丈夫な塗膜をつくるのが山本塗装
の腕の見せ所だと思っています。
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