業務日誌ーシャッタが真っ赤っか。
「寒ぶぅっ!!」「暑いな」「うぉ冷えてきた!!」といった言葉が毎日の朝・昼・夕方に
口をついて出ます。でもこれは贅沢ですね。やっと天気も安定してきて、工事は順調です。
今年の弊社の営業も実働であと半月を切りました。年内にあと2件のお宅様を仕上げられる
予定でしたが、1件しか完了出来そうにありません。ホント今年は雨に泣かされましたね。
現在作業中のお宅様で現状が気になったのは、先日ブログでお話しした先日ブログでお話ししたシャッタ雨戸です。
幹線道路に面した立地のせいか、塩害・排気ガスの影響もあって腐食が早かったようです。
なにしろ上の写真のような現状でした。真っ赤っかです。シャッタ雨戸は鉄で出来ているの
で当然と言えば当然ですが、ここまで錆びさせてしまうと交換を勧められるレベルですね。
※(今回これも塗装したのですが、お客様には事前に「出来るだけ処理を施しますが、早期
に状態が悪くなる可能性があります」とお伝えし、納得して頂いた上で作業を行いました)
まずはサンドペーパーで擦ります。塗料との密着力をこの工程で付与します。普通の鉄部で
したらエポキシ樹脂の錆止めも塗れますが、シャッタにはそれが塗れない理由があります。
錆止め塗料が機能を発揮するためには相応の厚みが必要なのですが、シャッタに錆止めで厚
みを付けてしまうと、巻き上げたときにシャッタがBOXの収納力を超えてしまうのです。
多少のサビは全て擦り落としますが、芯まで錆びているものには黒サビ加工で対処します。
黒サビの皮膜を錆びた表面に固着させてサビを防ぎます。錆止めの新しいアプローチです。
鋭い物などで傷を付ければ皮膜は取れてしまいますが、さらに塗装する事でさらに防錆力が
上がります。錆止め塗料と同等以上の力は発揮してくれるのではないかと期待しています。
最後の仕上げ塗装は、自身を擦り合わせて出し入れするシャッタの特性を考え、厚みが薄く
塗膜も強靱な強溶剤ウレタン塗料を塗布します。これで、シャッタの塗装は完了です。
塗装による状態の復元には「幅」があります。
腐食したものは新品同様には戻りませんし、耐用年数を迎えれば交換も必要です。塗装工事
は耐用年数を延長させるためのものです。だから定期的なメンテナンスが大切なのです。
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