「マイナス15万」の「新」工法!?
シリコン塗料は1回塗りでは膜圧が
薄いため、壁の凹凸のカドが透けやすく
仕上げ塗膜の必要厚さを得るためには
いままで2回塗りが必須でした。
そんな「常識」に挑戦する塗装システムが
神東塗料から今夏リリースされます。
それが
「シントーHS-HOMEシステムHS工法」。
目次
〇塗料紹介
〇弊社として高く評価
〇弊社としての疑問点
〇まとめ
.〇塗料紹介
以下は「CoatingMediaONLINE」より抜粋
-最大の特徴は、
下塗りと上塗り各1回塗りの2工程で窯業
サイディングの塗り替えを完了できる点。
-
-この問題に対して同社は
塗料の顔料濃度と粘性を調整して
エッジ部の隠ぺい性を克服。
下塗りと上塗り各1回の2工程で
凹凸の深い窯業サイディングが仕上がる
塗装工法を確立した。-
-緻密な塗膜により低汚染性も高めた。
-性能面では酸化チタンの表面を
特殊コーティングするラジカル制御技術で
塗膜の劣化因子を抑制。従来のシリコン
樹脂塗料を超える耐候性を付与した。-
.〇弊社として高く評価
まだメーカー公式の資料が動画のみなので
詳しくはそれを待たねばなりませんが
1回塗りで外壁が仕上がると
いう事が何を意味するのかというと
壁の仕上げ塗料1回分の塗料と
人件費が「ゼロになる」と言うことです。
塗料の単価を仮に設定して計算してみると
900円/回×150㎡=¥135,000
135,000×1.1=¥148,500
なんと「15万円」の削減額。
これが本当なら、お客さまのお財布とストレス
双方の負担が相当軽くなって「万々歳」です。
.〇弊社としての疑問点
良いことだけと思えないのが職人の性です。
「顔料濃度と粘性を調整」とありましたが
言い方を変えると
「顔料と樹脂の割合を調整」とも取れます。
塗料は一般的に、顔料が「色粉」で
樹脂が「つなぎ」の役割を持っています。
色かぶりを良くするのに
単純に色粉を増やして樹脂を減らしたのなら
本当に長持ちするんでしょうか?
.〇まとめ
間に合っていない現状を考えれば
われわれ塗る側が評価するのは実績だけです。
「実際に長持ちする」のであれば大歓迎です。
ところで、サイディングに塗れるのなら
モルタル外壁にも塗れるのですよね?
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