塗装のフカボリ-サイディングの中身が違う。
一般的に「サイディング」と
言われている「窯業サイディング外壁」は、
我が国の新築住宅のなかで8割を占める
いま、最も普及している外壁材です。
(日本サッシ協会|平成28年度調査)
デザイン性がよく価格も抑えめにできるので
たくさんの新築で使われていますが
外から見ただけでは判らない理由で
塗装後に問題が出てくる場合があります。
今回はサイディング外壁の内側と
塗装の関係についてフカボリしていきます。
目次
〇サイディング外壁の内側
〇直貼り工法
〇通気工法
〇透湿機能のある塗料
〇まとめ
.〇サイディング外壁の内側。
元々サイディングは水を吸いやすい素材です。
表面こそ塗装で保護されていますが
内側は塗装などの防水処理がされていません。
室内の湿気などでおこるカビが心配ですし
壁材の水分量の違いから起きる「反り」などの
異常が起こらない構造が必要になります。
.〇直貼り工法
サイディングが普及し始めた
平成7年頃から行われていた工法です。
柱や2×4の壁材に防水シートを張ったうえに
直接サイディングを貼り付けていました。
裏にすき間がないので換気も悪く、当時の
12mm厚の壁は「反り」も出やすい構造です。
.〇通気工法
直貼り工法の欠点を改善したのが
この「通気工法」です。柱や2×4の壁材に
15mmのすき間を設けて壁を固定することで
換気が出来るようになっています。
壁厚も14mm以上に改善され、今ではこれが
外壁メーカー推奨の施工方法になっています。
.〇透湿機能のある塗料
「通気工法が良いのだ」とはいえ
建替えたり壁を交換するのは難しいのが現実。
そこで
外からの水は防いでかつ内部の湿気を
キチンと逃がす事ができる塗料があります。
構造的なものこそ変えられませんが
壁を健康に保つ方法はちゃんとあるのです。
.〇まとめ
外壁の種類や構造で使える塗料は変わります。
まえに塗った塗料ですとか、
外壁の構造をチェックしておきましょう。
山本塗装では家の無料診断も行っています。
どうぞお気軽にご連絡ください。
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