木製の出窓の枠まわりにまるで「泡」のようなものがポツポツ現れてきています。指でかるく押してみると弾力があり、内部が空洞であることが分かります。
これは塗膜の「ふくれ」です。木材は太陽の紫外線に弱く、経年劣化で塗膜も木の表皮ごとはがれてしまいます。この場合は木の中の空気または水分が太陽の熱がきっかけとなり、表皮の弱くなったところから膨れてきたものです。
これは木の表皮が全体的に風化してきた証拠で、塗膜が丈夫なほど現れやすいです。「木の表皮の密着が」弱まっているので塗装し直すと塗膜の厚みが密閉を強めてしまい、別のところがふくれたりします。
こうなってしまうと根本的な修繕を行おうとすれば木材の交換しかありません。難しいところです。