かるく夏の日差しの、梅雨の中休み最終日でした。トタン屋根の上で剥がれた塗料を剥き、表面の亜鉛のつや消し状の不活性層まで擦りおとします。
ピカピカの状態にまで下地調整をしたあとは密着力の強いエポキシ系のプライマー処理をしてから、エポキシ防錆を塗ります。今回は4年ほど前に塗装したところの補修なのでここまでは既存の塗膜には何も塗っていません。
下手にエポキシ防錆を塗ると、硬化するときの収縮力でもともとの塗膜を浮かせてしまう恐れがあるのです。最後にアクリルシリコン塗料を塗って仕上げます。
しかし亜鉛自体にも塗料を浮かせる性質があるので、年月の経ったトタン屋根はなかなかに塗装屋泣かせです。