世の中には色々なタイプの住宅が存在します。住宅のメンテナンスはタイプごとに最適な時期
というものがあって、それぞれに特徴があります。今回弊社ブログでは、それらを数回に分けて
ご紹介していきます。これからお住まいを建てられる方、そしてメンテナンスをお考えの方への
一つの指針として頂ければ幸いに存じます。
※建物の立地によって多少時期に違いが出てきます。目安としてお考え下さい。
3.ステンレス製サイディング
新築からこのタイプの外壁を使うことは無いでしょうか。リフォームで採用されている壁材です。
ステンレス=錆びない=メンテナンス不要。との触れ込みが為されている様です。素地については
確かにそうですが、塗装はそこまで持ちません。15年ほどで塗り替え工事を行う必要があります。
工場で電着塗装された塗膜が劣化してしまうと新築時の密着力を回復させることが難しくなります。
だから密着力に不安が残らないよう、最初の被膜が丈夫なうちに塗装して保護するとともに美観を
回復させる必要があるのです。どのタイプにも共通して言える最大の工事費の節約法は、仮設足場
を掛ける回数をなるべく減らしてあげることです。各素材が寿命を迎える前の最大公約数を使って
メンテナンスをしてあげることで、10万円以上かかる足場代金の節約になるのです。