DIY(日曜大工)をやられるとき「早く完成させなきゃ」という思いが強すぎて焦ってし
まう事って有ると思います。なにしろ時間がありません。しっかり準備して、「さぁ!やる
か!!」と意気込んではみたものの、あれ?あの道具が足りないこれが足りない、、、ぁあ
やっちゃった!!と時間はあっという間に過ぎてしまいます。
そんな中でも特に焦ってしまうのがペンキ塗り。塗料が乾くまでの待ち時間というのは以外
と長いので、塗った後「じーっ」と見つめていると「もう平気なんじゃ無いか?」と誘惑に
負けそうになりますよね。
ペンキ塗りを失敗しないためには「待つ」のはとても大事です。塗ってしばらくしたら表面
がボコボコしてきた。すぐ剥がれてきた。というような症状は「待ちきれなかった」事も大
きな原因です。1.5~2時間は見ておきましょう。ちょっと待ってて下さい。
そして「乾かしすぎ」も密着不良の原因。ペンキを塗り重ねられる期間というのは意外に短
くて「1週間」です。常に日の当たるところに塗ったサビ止めに至っては「3日」しかあり
ません。「じゃあ休みの日に塗装なんて不可能じゃあないか」なんて思ってしまいます。
ですが擦ればOK。「下地調整」です。期間が過ぎて完全に乾いてしまった塗膜は、中目か
ら細め(#120~#400)のサンドペーパーと研磨スポンジを使って、軽く全体を擦っ
てください。専門用語で「足付け」または「目荒らし」といいます。これだけで塗料はキチ
ンと密着します。サンドペーパーで表面のザラツキを整え、研磨スポンジで「足を付ける」
使い方がオススメです。
2回塗りが完了し「これで仕上がった!」のですが、まだ待って下さい。モノを乗せたり密
着させたりするのは「まだ早い」です。完全に乾燥するには乾燥の早いオイルフィニッシュ
でも「丸1日」塗料では「2週間」かかります。早く片付けたいのは山々ですが、くっつい
たり足跡が残ったりするので待ちましょう。
DIYでのペンキ塗りは、とにかく気長にやるのが良いです。飽きずに楽しめますし、なに
よりキレイに仕上がるものです。