大雨洪水警報のアナウンスがスピーカーから流れてますね。暴風雨は30日(日)の夜から
らしいですが、家の周りの植木とかダイジョブですか?小さくても高く積まれているものは
倒れることも多いので、今のうちに降ろしておきましょう。自転車等倒れて周りにダメージ
を残すような物は、固定しておくか倒しておくとベストですよね。
先日お客さまと「塗装って何回塗れるの?」という話が出まして、ちょうど目の前に雨戸が
あったので「サビ錆止めと仕上げ2回で、合わせて3~4回塗りですよ。」とお答えしたら
「そうじゃなくて何回塗り替えられるの?」ん?どうやら質問を取り違えたようです(笑)
でもハッとさせられました。-塗り替え工事のとき、目の前の壁には塗料が残っているか。
残ってるね。塗り替えは既存の塗膜を必ず足がかりにするので、塗り替えをするたびに層を
増していく。それがどんどん厚くなって、、、アレ?どうなるんだ?ー
ということで、アタマの中を整理してみることにしました。
ひとつは「壁が重くなる」こと。塗料の種類はそれこそ星の数ほどあります。それらの機能
によっては大きく重量がある物も存在します。先日のブログで出た石調塗料などはその最悪
の例で、聞いた話では塗料の重みに耐えきれず元の塗膜が落ちてしまう事もあるそうです。
まあこれは論外としても「何の塗料を塗ったか」というのは控えて置きましょう。
もうひとつは「不具合の出る確率が上がる」。これはご想像が付きやすいかと思います。
「塗り替えは10年。塗膜が健康なウチに」というのは鉄則です。ただ、そうしてセッセと
世話をかけていても、塗られた塗料が壁から消えて無くなるはずは無く、年月を経れる事で
塗膜にダメージは少しづつですが刻まれていきます。それが不具合となって出てきます。
話しはズレますが、「塗料の特性による不具合」というものもあります。塗料によっては
「同じ材料で2度の塗り替えに耐えられない塗料」というのが有ります。そんな不具合が業
者にアナウンスされるのはなんと「不具合が頻発してから」。冗談では済まされない話しで
すが、本当のことです。
塗料というのは公的な認証(JIS規格)が間に合わないとの事で、新しく開発される塗料
には基準がありません。その塗料が発売から10年以上が経った(異常が起きなかった)
という事実から判断するしかないので、塗る側としては新製品はオススメ出来ません。
建物というのは、年月を経ればどうしても不具合が出る確率は上がってしまいます。いつも
家を気に掛けたい所ですが、それはなかなか無理がありますので「塗った塗料を控える」
「定期的な家のチェックを欠かさない」そして
「塗料に対する知識をしっかり持っている業者に聞く」の3点だけ心がけておきましょう。