あけましておめでとうございます。お正月気分はもう抜けましたでしょうか。
令和二年も、攻めた内容になるべく(笑)なるよう鋭意努力して参りますので、弊社ブログ
をよろしくお願い致します。弊社は、足場屋さんの仕事始めと一緒に新年が始まりました。
今回のお宅さまでは
下地調整(ケレン)作業の真っ最中なのですが、なぜかアチコチベロベロ剥がれます(^_^;)
※下地調整とは、サンドペーパー等を使って劣化した旧塗膜を取り除き、また細かいキズを
均等に付ける事で塗膜の足がかりを作る作業です。塗膜の耐候性の8割を占めています。
昼間に雨戸を収納する戸袋(とぶくろ)の正面の板「鏡板」と、軒天井がよく剥がれます。
軒天井は合板ですが、経年劣化というよりは仕上げ塗料の密着が弱いのかなと思いました。
原因が判らなかったのが戸袋の「鏡板」。まるで大根のかつら剥きです。塗膜がスーーっと
大きく剥がれます。いくら古くても、木肌が見えるまでは普通剥がれないんですが。(^_^;)
剥がれた塗膜の裏側をよく見てみると、茶色い半透明の膜が付いているのが判ります。
「ん?これはワニス(ニス)じゃないの?」ワニス仕上げは高級感が出るので、以前は屋外
の建具にも使われていましたが、紫外線に弱いので屋外ではあまり使われなくなりました。
当時あまりの耐候性の悪さから、ワニス塗膜の上にペンキを塗る塗装メンテナンスが行われ
ました。今回のケースでも、経年により紫外線が通って密着が弱くなっていたのでしょう。
なにはともあれ目の前に対峙した以上、劣化した塗膜は剥がさなければいけません。なにし
ろ塗り替え工事はご存じの通り美観を整えて旧塗膜を保護する作業。塗り替える塗膜は旧塗
膜以上の性能は出せないからです。
今年もしっかり下地から整えて長持ちする塗膜を作って参ります。
山本塗装を本年もよろしくお願い申し上げます。