前回の塗り替えも弊社で塗装したお客様。
１２年経ち、今回も塗装工事を頂戴しました。
塗装の期間としてはちょうど良い間隔ですが
なぜか雨戸がけっこう錆びていて驚きました。
今回は、家主様のお話も踏まえてのサビの
原因と解決方法を考えてみたいと思います。
目次
〇サビの現状。
〇使用の状況。
〇対策は黒さび。
〇まとめ。
〇サビの現状。
弊社塗装で12年では、普通これほど錆びません
とにかく、いままでリピーターのお客様では
これほどサビが進んでいた例というのは
なかったんです。１２年前といっても
錆止め、仕上げ塗りにしても今と変わらず
塩害対応のエポキシ防錆にシリコンで仕上げ。
どうしてこうなったのか首を傾げていました。
〇使用の状況。
ポツポツと断片的なサビ。
「年に数回しか開けないからねぇ」
首を傾げていたところに家主様から一言。
それが不自然なほどのサビの原因でした。
年に数回しか開けないということは
要は、戸袋のなかに仕舞いっぱなしという事。
出し入れが無かった分、戸袋の
中で湿気がこもってしまったのでしょう。
｢使わないと壊れる｣
というのは、建具もそうなのですね。
〇対策は黒さび。
黒サビ加工の例
「サビには錆止めを塗る」のは常識ですが
錆止めは、サビを「止める」のではなく
「留める」ものです。ある程度サビが進んで
しまったものには、別の対策も必要です。
そこで今回は｢黒さび加工」を施します。
黒さびは、表面を保護してくれる良質なサビ。
「黒さび転換剤」を２回ほど塗ると
サビの赤かった表面が黒サビに変質します。
表面処理したうえで塗装してやれば
防錆塗料だけよりは長持ちするはずです。
〇まとめ。
塗装後の雨戸(例)
「使わなければ壊れる」というのは
家でも建具でも、当てはまるみたいです。
今回もそうですが、シャッター雨戸などでも
同じで、しまいっぱなしはサビを呼びます。
防犯にも役立つので、開け閉めしましょう。
