建築の雑学
塗料考察ーさび止め塗料
サビは空気中の水分が金属と接することで鉄から酸化鉄になる現象です。塗料であればどんなものでも金属面を空気中の水分から遮断出来るので「錆止め効果」は多少あります。ただ塗装の膜自体が空気を通してしまうので完全にはサビを …
水を「はじく」塗料と、水に「なじむ」塗料。
建築用の塗料というものは、いちど塗ったら10年から15年もの長き間にわたって紫外線や風雨などのさまざまな要因から建築物を守らなければいけません。「汚れがつきにくい」ということは塗料の機能として必須項目です。 最近 …
業務日誌-「桜の花びらと春一番」と塗装工事。
梅や桜がやっと咲き始め、いよいよ春がやってきたようです。季節が変わると屋外で塗装する現場の環境も変わってきます。春は暖かくなる季節ですが、言い方を変えれば夏の暑い空気と冬の空気の入れ替わり時期です。朝晩の寒暖の差がありま …
少々提言-「艶消し塗料」の潮流について。
最近の流行として「艶消し」を外壁であるとか塀に求められる傾向があるようですね。山本塗装でも1,2例ほど施工した実績があります。使用してみた感想として第一に思ったのは「2回塗りした実感がない」でした。 ツヤ在りを施工 …
状態解説ーシャッターの塗装。
先日シャッターを塗装しました。塗装を施すまえに問題になったのが写真左の赤くなったところ。シャッターBox内部のの機械部分のサビがシャッターに移ってしまっています。 シャッターbox内の機械部分は鉄で出来ているものも …
状態解説ー波トタンの屋根。
施工は簡単、軽量で丈夫。メンテナンス性も良いので住宅はもちろん、さまざまな所で採用されている波トタン屋根材です。鉄製品ですので、経年劣化によるサビは宿命です。 上の写真では壁ぎわの水切りに穴が空いています。水切りは雨水が …
状態解説ー昔のパネル外壁。
築40年ほど経ったパネル外壁ですがヒビが入り、そしてそのまわりが少し膨れています。昔のパネル外壁は昨今のサイディングのようなセメント質ではなく、石膏ボードで出来ています。 石膏ボードと聞いて「そんな訳ない」と思われ …
シリコン塗料は2回塗り。その見える化。
2016年3月16日 建築の雑学
山本塗装では仕上げの塗料を2回塗りするときには、必ず1/2回目と2/2回目で色を変えて塗っています。これはなんのためかと言いますと、2回塗りを「見える化」しているんです。 ご存じのとおり、昨今主流とされているアクリル …
壁が傷む。「順番」
昔ながらのトタン板の外壁を塗装しています。写真は下地調整が完了したところ。壁の腐食は、窓のうえの部分のほうが窓下の部分より進んでいるのが見て取れると思います。このちがいは何なのかというと、実は「雨が当たっている所かどうか …
業務日誌ーお庭をお片付け。
お片付け、というよりは工事のために整理すると言った方が正しいかも知れません。お家の塗り替え工事では仮設足場が必要になるので、できるだけ広く足場用にスペースを取ることが出来るようにお庭を整理させて頂いています。 もちろん片 …