南側の2階にある破風板です。日の光を多く取り入れるように屋根の形が考えられています。
破風板は日光や雨風など過酷な状況にさらされるので、まず最初に劣化していくところです。
ましてや南側なので、劣化が早くなることは必至です。密着処理は厚く塗っても意味がない
ので、仕上塗り塗料で厚塗りすればよいと考えます。しかしアクリルシリコン塗料は1度の
塗布作業では薄い膜にしかならないので、回数塗りで厚くする必要があります。つまりは、
下地処理を含めて3回塗りのところを、1回増し塗りして4回塗りとするのです。シリコンの
膜厚が上がれば他と劣化の速さが揃うので、経年劣化するまでしっかり家を守ってくれます。