先日お邪魔した築15年のお宅さまです。パッと見て気が付いたのは、壁パネルの間に充填してあるコーキングの割れです。山本塗装ではサイディング外壁は、最初の5〜10年以内に1度塗り替えて頂きたく思います。
コーキングは季節の寒暖による壁パネルの伸び縮みに対応して壁内部への水もれを防いでいます。ここは新築時には塗装されていないことが多いので6,7年ほど経つと経年劣化で固くなっていき、伸び縮みに付いていけず割れはじめます。
写真左はまさにその典型です。サイディング外壁は表以外は塗装されておらず、水分を吸収し続けると壁自体が崩れてしまう材料ですので早めの対策が必要です。
固くなったコーキングは防水の役目を果たせなくなっているので、すべて切り取り密着材を塗ったあとに新しいコーキングを打設してします。
写真右は、壁をさわると粉になった塗料がついてしまう状態でチョーキング(白亜化)といいます。経年劣化により樹脂で固定されていた色の顔料が離れてしまったものです。
この状態のうちならば割れや壁材の反り、水の侵入などから外壁を守ることができますので、塗り替え工事だけで新築同様に生まれ変わらせることが可能です。