ハードボード製サイディング木質系サイディングの一種で、パルプに接着剤を混ぜ圧縮成型した外壁材です。
30年ほど前までは一般的に使用されていました。

工場で塗装されているので、15年程度の耐候性があったと思います。ところが、
剥がれ出すと内部のパルプがむき出しになってしまいます。パルプは木材のチップですので、
水分を含めばあっという間に壁が崩れ出します。

今回、この外壁材の塗り替えをします。
まず浮いている塗膜を、中のパルプをなるべく削らないように剥がします。

そしてパルプはそのままでは塗装を吸い込んでしまいますので、目止めとして
木部用ウレタン下塗りを使いました。
これはある程度の浸透性もある下塗り塗料ですので、ぜい弱なパルプを固めてくれます。

前回も山本塗装で塗装していますので、今回はその塗膜に
下地処理として2液弱溶剤系のシーラーを塗り、アクリルシリコン2回塗りで仕上げます。

この手の壁材でまだ塗装したことがない場合は、下地調整を念入りに行った上で
弱溶剤系シーラーを塗ると良いと思います。

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