壁の膨れウレタン塗装で7~10年、シリコン塗装でも10~15年と経年劣化が進んで塗装が傷んでくると、
壁の内と外から水分が常に出入りするようになります。

塗り替え工事は、今まで水分の通り道になっていた場所に新しい塗装の膜でフタをすることになります。

閉じ込められた水分は出口を失い、そこに留まります。そしてそこに日光が当たると熱を帯びて
水は水蒸気に気化します。水蒸気の体積は水の1700倍です。それが出口である壁に出ると、膨れが発生するのです。

サイディング外壁ですと、こうなってしまった壁を根本的に修繕するには交換しなければなりません。

昨今のアクリルシリコン塗料なり溶剤系の密着剤(シーラー)が硬化するときの縮みが、既存の塗膜を浮かせる場合もあります。
前回塗装してから上記以上の期間が空いてしまっているようでしたら、水性シーラーや微弾性フィーラーの下地処理がおすすめです。
両者とも水性なので硬化時の縮みも少ないですし、微弾性フィーラーは弱い塗膜を強化する働きがあります。

壁の内部で一部が浮いていたとしても膜がしっかりしているので、壁の表面に浮きとなって出てきません。オススメです(^^)

 

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