土曜まで、市会議員選挙の選挙カーがせわしなく回っていました。この時期に屋外で仕事し
ていると、まず100%「お仕事ご苦労様です!!」なんて声を掛けられるので、こちらと
しては少々気恥ずかしいところです(笑)
福祉の充実!道徳教育の促進!正雇用の安定!と有権者にここち良い言葉が聞こえてきます
が、子どもに「安心して住める」横須賀を残してやりたいですよね。選挙行きましょう!!
さて、工事をはじめてから不具合に気が付く、というのは高い場所ではよくあることです。
(お客さまにもあらかじめ可能性をお話してはいますが)ふと軒天井をさわってみると「ブ
ニ」と柔らかく湿ったいやな感触が。
え?なに?と指で押してみたら「ズブ」とあっさり貫通するじゃありませんか。ベランダの
真下の軒天井でしたので、ベランダの床からの漏水を疑いました。なんにしてもこれはペン
キ屋の領分からは外れてることなので、いつもお願いしている大工さんに診て貰いました。
もう手で簡単にバリバリはがれるので、すぐに天井裏とご対面できました。ところが僕の予
想と違って天井裏には濡れている形跡がありません。床の排水管からも漏れはありません。
どこからか水が来ているのは間違いないのですが、、、
となると、のこる可能性は手すりの下の壁からということになります。こちらの外壁は特殊
で、サイディング外壁のパネル間がゴムパッキンで塞がれています。そしてその下端は「カ
バーで体裁良く目隠しがされています。」
こういうところがハウスメーカーですね。材料の適材適所や雨の流れを理解していません。
ただでさえ水を吸うとダメになる材料なのに、下で受け止めて水を貯めてどうするんだとい
う。こういうところは、内部に水が回らないように水切で「外に逃がす」のが普通ですが。
まずは、内部の防水シートのたるみをピンと張り、水が中に回らないように固定。そしてゴ
ムパッキンの下端とカバーのスキマをコーキングで塞いで完了。壁の1階と2階を間仕切っ
ている幕板も同じ造りだったので、同様に塞いでおきました。
原因とみられるところをお客さまにご説明したら、それはガッカリされていましたよ。
ハウスメーカー様にはぜひ、将来に責任ある施工をお願いしたいものです。