石材タイルの、ツヤツヤな壁ですね。最近商品化された、壁の上に貼る「サイディング外壁」です。御影石+サイディング
表面に艶処理を施した御影石のタイルが貼り付けてあります。

サイディング外壁は軽くて地震に強く、現場での加工が容易なのが強みですが弱点があります。
塗装が劣化して水分が侵入すると、型くずれを起こしかねないのです。

言うなればサイディング外壁は、「塗装でその形を保っている建材」なのです。

サイディングをタイルで目隠ししてしまうと、塗装は困難になります。
重量のある石材タイルは、塗装の劣化と共に落下のリスクが上がります。
そんな頃にはサイディング側も劣化しているはずなので、再度貼り付けは不可能と思われます。

そしてこういう後付の外壁を貼ると、建具などのまわりを覆ってしまうので施工後は交換できなくなります。
つまり15年から20年程度で交換ということになるのではないでしょうか。

この手の建材を使うときは、建て替え前の最後のリフォームの時にしましょう。
そうでないと、後々コストが高く付きかねない材料かもしれません。

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