ウッドデッキに無垢の玄関ドア。
ベランダにフェンスなど。
木肌が美しい屋外の建具は
いつの世も魅力的に映りますね。
ところが、その表面は非常に静寂です。
木材は樹脂と繊維で出来ており、それは
さながら自然界に存在する「塗膜」の様です。
木材は切り出された瞬間から劣化が始まるので
屋外では何らかの保護が必要です。
今回は木目を活かした建具たちの美しさを
どうすれば保てるか、お話したいと思います。
目次
〇「膜」を「厚く」し続ける。
〇塗り続けるという「覚悟(かくご)」
〇テーマパークの場合
〇「アルミサッシ」という選択肢
〇木に見える「樹脂」という選択肢
〇まとめ
.〇「膜」を「厚く」し続ける。
木材に限りませんが「樹脂」は
日光に含まれる紫外線にたいへん弱いもの。
たとえシリコン塗料などで
木目が完全に隠されている状態でも
普通の塗膜くらいの厚みであれば
紫外線は素地まで簡単に貫通してしまうので
それに負けない「厚い」塗膜を作りましょう。
厚い塗膜は「一度の塗装で」では無く
例えば「2,3年に1度」といった
塗る「頻度を増やす」ことが大事です。
うろ覚えですが
ベネチアの木製ボートのワニスは
実際にそのように塗り続けているのだとか。
.〇塗り続けるという「覚悟(かくご)」
根性論のようですが、実際それです。(笑)
一度取り組んだら「必ず」仕上げて下さい。
上記のように継続的に塗り続けて下さい。
その積み重ねこそが経験となり
大切な建具をいつまでも守ってくれます。
〇テーマパークの場合
テーマパークの建造物は
頻繁に塗装してないように見えますが
あれこそ塗り重ねの至高の極みです。
24時間体制で
メンテナンスし続けてるのだとか。
子どもの夢を守るのは思ったより大変です。
(DailyPotalZ 2018/10/11 記事より)
.〇「アルミサッシ」という選択肢
建具の耐候性を高めるために生まれたのが
アルミサッシです。
風合いこそ木材に劣りますが、
アルマイト(陽極酸化皮膜)
処理されたサッシなどは非常に丈夫です。
.〇木に見える「樹脂」という選択肢
最近のウッドデッキやその手すりには
人工木材(樹脂木材)と呼ばれる
「樹脂製」の木材(素材)があります。
風合いはそのままに
手間いらずなウッドデッキが出来上がります。
.〇まとめ
「雰囲気が好き」という方に
「メンテナンスが」楽しい方に
上記に挙げた選択肢に心が揺らがない方に
屋外の木製建具はおすすめです。
頑張りましょう!(^^)