最近のお宅はシャッター雨戸である事が
多いですが、塗装店の目線でみると
「割高なもの」といった印象があります。
そこで今回は雨戸（戸袋）とシャッター雨戸の
利点・欠点について考えます。
家を新築して末永く暮らすには
どちらが有利なのか、探っていきます。
目次
〇シャッター雨戸の利点
〇雨戸（戸袋）の利点
〇双方の欠点
〇まとめ
.〇シャッター雨戸の利点
シャッター雨戸はコンパクトになるので
窓のわきに戸袋を設置する壁を必要としません。
その分家の間取りに自由が利くので
特に小さい家へのデザインの幅が拡がります。
また、電動シャッターなら雨風や暑さ寒さを
気にせず開閉が出来るので機能的に有利です。
.〇雨戸（戸袋）の利点
雨戸はシャッターのような機械と違って
アルミの枠と鉄板で出来た単純なものです。
そのおかげで簡単に取り外しも交換も可能。
塗装メンテナンスのしやすい優秀な建具です。
.〇双方のデメリット
シャッターは維持費が高いです。
表に出ているシャッター自体もそうですが
内部の機械も注油などの整備が必要です。
交換には仮設足場も必要になるので
塗装工事のついでに行うと良いでしょう。
シャッタ内部のスプリングシャフト(手前は新品)
ちなみに交換に掛かる費用は足場に２０万弱。
７カ所の内部の交換は総額で約３０万円。
丸ごと交換(２３㎡)で約１００万円です。
雨戸の最も不利な点はデザイン面です。
窓の横に雨戸を仕舞う戸袋が必要なので
小さい家には間取りに制限が出てしまいます。
また電動シャッターと比べ雨戸の開閉には
窓を開ける必要があるので機能的に劣ります。
〇まとめ
シャッターも雨戸もどちらも塗装は可能です。
塗装費用もそれほど変わりません。
シャッターは内部のメンテナンス費用が
高額な代わりにデザインに自由があり機能的。
雨戸は外壁デザインの制限や開閉の手間は
あるものの、メンテナンスは圧倒的に有利。
これから住まわれる期間や費用。利便性など
「なにを大事にするか」で選択が変わります。
