最新の(保証内容を有する)
サイディングは、どのような製品でしょうか?
建材メーカーも自社の得意分野をさらに
伸ばており、性能も上がっているはずです。
メーカー各社の考えぬいた令和4年最新の
「良いサイディング」をフカボリします。
目次
〇変色・褪色30年保証(ニチハ)
〇色40年品質(ケイミュー)
〇変色・褪色30年保証(旭トステム)
〇各社の「前提条件」
〇良いサイディング「まとめ」
〇最後に脱線。
.〇変色・褪色30年保証(ニチハ)
ニチハ開発の超高耐候塗料
「プラチナコート30」使用のfu-ge壁材で
ドライジョイント(相じゃくり構造)※で
認定施工した場合には保証が付くというもの。
※お互いの板材の厚さを半分ずつ削り取って
相互に貼り合わせる接合法。
.〇色40年品質(ケイミュー)
40年「品質」というキャッチコピーの
「光セラ16/18」という壁材を使用すると
壁色の築10年を保証するとの事。自社製の
コーキングを使うと15年保証に延びるそう。
〇変色・褪色30年保証(旭トステム)
型番「18VZ」の壁材
(相じゃくり構造)を使って認定施工された
ものには「塗膜に著しい変褪色が無い」
といった保証がついてくるとの事。
.〇各社の「前提条件」
各社とも諸条件や保証の内容は似ています。
対象は大まかに以下の通り(諸条件あり)。
・自社の認定施工であること。
・自社の調査検査の結果
・自社製品に起因する不具合であること。
内容は大まかに以下の通り(諸条件あり)。
・部分補修
・部分補修の代替品の提供
・返金
〇良いサイディング「まとめ」
壁材メーカーの最新
「長持ちするサイディング」とは
・壁の厚みが16mm以上。
・無機系もしくはそれを超える工場塗装。
・接合部が相じゃくり構造。
このようなものを指すようですね。
やはりコーキングや壁の薄さは「弱点」
だということもあらためて気付かされます。
〇最後に脱線。
モルタル等の「職人の手作り」の壁とは違い
サイディングは、住宅メーカーしか
作ることのできない「工業製品」です。
サイディングの技術革新が進んでいくと
いつか「職人」が淘汰されるかも知れません。
なにか甚大な被害が有ったときに
「近くに居る職人だけで家が作れない」
というのは「とりかえしのつかない事態を
生む原因になりはしないか」と
心配してしまうのは大袈裟でしょうか。
モルタル外壁はたしかに「高級」ですが
25mm厚と丈夫で、カタチも自由に作れます。
部分補修の仕上がりの良さは
サイディングにはマネの出来ないものです。
景気が良くなって、モルタル外壁の
需要が増えてくれるのを祈るばかりです。