家の塗り替えのことは一括りに
「外壁塗装」と呼ぶことが多いですが
塗装で保護する必要があるのは、
なにも外壁に限ったことではないですよね。
軒天井、破風、雨戸、戸袋、ひさし、
水切、雨どいなど。少し考えただけでも
塗る物はこれだけ多岐にわたります。
ところで、これらの「付帯部」を
外壁と同時に塗るようにすると
約「２０万円」
工事費が安くなるのはご存じですか？
今回は「付帯部」についてのフカボリです。
目次
〇鉄だから。
〇同じく劣化する。
〇腐るから。
〇お得になる話。
〇まとめ
.〇鉄だから。
窓まわりの建具である雨戸戸袋、水切など
これらに使われる「ガルバリウム鋼板」は
亜鉛とアルミでメッキされた「鉄」です。
「ガルバ」の素地はとても丈夫ですが
１０年を超える辺りから錆び始めます。
鉄の部材は錆びさせないのが大事
錆びる前に塗装しておけばほぼ新品に
戻せるので、壁と一緒に塗っておきましょう。
.〇同じく劣化する。(軒天、破風）
昔は何でも木でしたが、いまの住宅は
不燃性のボードで出来てることが多いです。
木の合板(ベニヤ)ほど弱くはありませんが
地面から立ち上る水蒸気などによって
経年劣化が進んでいくのは外壁と同じです。
塗装仕上げのものは塗装が必須
そもそも塗装で仕上げているので
そのうち剥がれます。お手入れは必須です。
.〇腐るから。
木材やベニヤは年数を経れば風化します。
ベニヤは薄い板を接着して厚くした板なので
古くなると、接着剤が剥がれて波打ったような
それは見苦しい見た目になっていきます。
その他木材は常に太陽の紫外線に晒され
樹脂が風化すれば「塗装ごと」剥がれます。
木部は樹脂が風化すれば「スポンジ」です
.〇お得になる話
約２０万円お得になる方法とは
「外壁と付帯部を同時に塗る」これだけです。
約２０万円とは、仮設足場にかかる費用です。
足場は外壁にも付帯部にも使用出来るので
同時に塗れば１回分の足場代が浮くのです。
工事中は窓の開け閉めや物を干すのにも
気を使われると思います。それが減るのも
嬉しい点ではないでしょうか。
.〇まとめ
付帯部は「水まわり」でもあります。壁や
屋根から流れてくる雨水の通り道になるので
定期的なメンテが「雨もり防止」になります。
「外壁塗装」ではなく「塗り替え」
という言葉が浸透してほしいと思うのです。
