もうGWが始まってしまいましたね。巷では、5月1,2とお休みを取って9連休(!)さ
れる方もいらっしゃるとか。
ところで、弊社は5月3日(木)から6日(日)までお休みを頂戴いたします。その間のお
問い合わせはメールのみ対応させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さてこの春新しく発売された塗料をチェックしていましたら「何じゃこれは」とちょっと唸
る塗料を見つけました。といっても目新しい塗料などではなくて、意外なメーカーから定番
商品が発売されたんです。「ロックペイント」から「木部用下塗り」が発売。なんで今更?
ここでいう「木部用下塗り」というのは、木材をウレタン等の塗料で塗りつぶすときに使わ
れる下地処理材です。木材の素地に直接目的の塗料を塗ってしまうと、塗料は繊維の奥まで
吸い込まれて思うようなツヤが出ません。この吸い込みを止め、ツルッとした下地表面を作
るのを可能にするのが「木部用下塗り」の役目です。
このたび発売されたロックペイントの「ロック木部用マルチ下塗り」。今までエポキシ系の
下塗り塗料と言えば、日本ペイントの「1液ファインウレタン木部用下塗」でした。ほぼ独
占のシェアでしたが、なぜ各メーカーが発売しなかったのかはよく分かりません。ですが今
回、ロックペイントがその牙城を崩しに来たわけです。
資料によれば、「素地の目止め効果および隠ぺい性に優れ、上塗りの吸い込みも少ないため
美しい仕上がり感が得られる。エポキシ系で耐水、耐久、付着性に優れ、1液タイプのため
旧塗膜を侵すこと無く塗装でき、鉛・クロム非含有の環境配慮タイプ。ホワイト、チョコレ
ート、ブラックの3色を揃えた。一般建築の内外部、建築物の木部用下塗りとしてマルチに
使える。」とのこと。
説明を聞く限り「日本ペイントのものと同じ」ようです。ただ、他の製品とまったく同じも
のを発売するとは思えません。なにしろ後発です。より良いはずです。今までのエポキシ下
塗りには不満も確かにあります。下塗りは本来なら1回塗りなのですが、浸透しすぎて2回
塗りしなければいけない事があるんです。
「これはエポキシ樹脂の特性だから」と半ばあきらめていましたけど、それが改善されるの
なら「1工程」減らす事が出来ます。つまりコストダウンです。一度使用してみて、使用感
をお伝えできればと思います。
それでは、お仕事の方もお休みの方も皆さま。よいGWをお過ごし下さいませ。