私たち山本塗装の役割は「ひと様の大事な我が家に仮設足場をかけ。近隣の皆さまに要らぬ
ご心配を掛けぬよう。外壁や屋根に必要な処理を施す事でお家の健康を護る。」ことです。
私たちの仕事は「建設工事」の枠内にあることに間違いありません。「建設工事」を請け負
うには県知事からの「建設業」許可というものが必要で、許可無しで工事を行うことは無許
可営業として3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金を課せられるものです。私たち
山本塗装も建設業許可を受けて営業しておりますが、実は「許可を受けなくても大丈夫」な
んです。
おもに戸建て住宅に関わる山本塗装の業務の規模では、建設業許可が必要な「500万円」
に達する事はまず有りません。行政のお墨付きが無くとも、「500万円」に達する工事さ
え行わなければ「誰でも」リフォーム工事が出来るのです。
行政がこれを認めてしまっていることが問題だと思うのです。昨今はやりの(といってはお
かしいですが)耐震工事にしても、よほど大きい家でもない限り「500万円」を超えるこ
となど無いと思うのです。このハードルの低さが「詐欺まがいの悪徳業者」や、実際に施工
する下請け業者の上前をかすめ取る「管理のみ会社」を世の中にはびこらせる原因になって
いるのではないでしょうか。
山本塗装が「わざわざ」建設業許可を取得している理由は、上記にある「誰でも」の輪のな
かに入りたくないという意思があるからです。私達はキチンと現場を管理する責任者がいま
すし、選任の技術者がいます。誠実に工事を請け負い、皆さまの信用を頂いて47年間営業
している事業所です。一緒くたにしないで欲しいのです。
ここからは提言ですが、極端なはなし「500万円」ではなく「5万円」以上にして頂けた
らと思います。こうすれば工事を行うほぼすべての業者をふるいに掛けることが出来るので
はないでしょうか。「詐欺まがいの悪徳業者」や「管理のみ会社」を一掃出来るかもしれま
せん。「大組織への忖度」が必ずしも人々の暮らしに役立つ事では無い、ということは県知
事でしたらすでにご存じだと思います。ぜひぜひ、よろしくお願い申し上げます。