小学生になるウチの子どもが「先生に叱られると思って言えなかった。」事を教えてくれま
した。
ウチの学校では、生徒一人一人がカイコを幼虫からマユ玉になるまで育てています。そのカ
イコを入れたタッパーを何処かに置き忘れた。というのです。
事が終わったあと担任の先生から「ウチの子は最近忘れ物が多くて叱る事が多い」と聞きま
した。
先生の叱り方は、ウチの子から聞いた話によれば「大声は出さない」「そのときってどんな
気持ちで」「なんでそうなってしまったのか」といった具合で説明を求められるのだそう。
「叱る」というよりは「諭(さと)させる」といった感じです。昨今では「正しい」叱り方
だとされてますよね。
「諭させる」叱り方は、衝動的な行動が多い子には有用だと思います。自分の気持ちを言葉
で整理させることによって、自身の衝動的な行動を抑えられるんじゃないかって思います。
ただウチの子はそれが「辛い」らしいのです。「コラ!ダメでしょ!」と大声で叱られた方
が気が楽だ、と言ってました。「諭させる」叱り方は子供によっては向き不向きがあるので
しょうか?
内向的な子供は得てして「友達が呼んでるから」のような他人の都合を優先します。それが
「自分」を忘れてしまう根本の原因かもしれません。
本人はそれに気付かない(気付けない)ので先生には、説教の場を収めたい一心で「理由を
創作」します。
屈辱的なこの「創作」は、本人にとって意味の無い自己批判なので「自分を大切する心」へ
の障害になってしまうのではないかと。
、、、とまあこんな事を夫婦で話し合ってみましたが、結局結論が出なかったので担任の先
生に聞いて頂きました。
「結局、クレームじゃあないか」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)子供
について先生と話し合いがしたかったのです。
子供は、家庭と学校を含む世の中全体で育てるものだと思います。このような話し合い(デ
ィスカッション)が、子供をより良い方向へ向かわせるための近道だと信じています。