あこがれの新築のわが家。この美しさはずっと続くんじゃないか。って、つい錯覚してしまいます。
なんでもう塗ってあるのに、わざわざ再び塗り替えなければいけないんでしょう?
それは建物の耐用年数とくらべて、塗料はその半分以下ほどの寿命しかないからです。
建物の寿命は、サイディングを含む木造建築は25年、鉄筋コンクリート造では50年ほどです。
一方塗料のほうは、最近の主流であるアクリルシリコン塗料でも10〜15年しか持ちません。
さらに言えば、サイディングの壁パネルのあいだに充填されているコーキングの寿命はは5〜7年です。
だから、建物の一生のうちには、2〜5回の塗り替え工事が必要になるのです。
建物の表面は塗料によって雨やホコリ、太陽の紫外線などのきびしい環境から守られています。
建物を本来の寿命まで持たせるためには、その表面を守っている塗装の塗り替えが必要です。