梅雨のしめくくりとして何故か台風がやって来てますが、ご準備は整いましたか?横須賀市
のピンポイント予報では17時現在、雷・強風・波浪注意報が出ています。くれぐれも備え
は万全になさって下さい。日曜日の「お出かけはゆっくりスタートで」が良さそうです。
塗装の業界紙を見ていたら、「働き方改革」の記事を見つけました。
「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や(中略)などの状況を
改善するために、すべての人たちが働きやすい環境を作ることを目的としています。」
なるほど。いいこと言ってますね。
建設業界で適用されるのは「令和6年(2024年)4月」からとのことですが、どう改革
するんでしょうか?我々のような「中小」より規模が小さい「零細」企業にも良いことがあ
るんでしょうか?
記事では建設業界の問題として3つあげられています。(考察は僕個人の意見です。)
1.慢性的な人手不足。
これは以降2つの問題と繋がってるものではありますが、なぜ人手不足に陥っているのでし
ょう。それは唯一無二の「身体」まで削っている割には「儲かってない」と感じられている
からだと思います。より豊かに暮らせるなら、やりたい人も増えるのではないでしょうか。
2.週休が2日未満。
記事では「週休二日を実行できていない」「限られた期間のなかでの人手不足で休日の確保
が難しくなり」「年間出勤日数が平均より30日も多い」との指摘がなされています。
単純に休みを増やせばそれだけ工期は長く掛かるので、会社の利益は減っていくでしょう。
3.労働時間が長い。
建設業の特性上、安全を確保するために労働時間が長くなる事はあるでしょう。小規模な企
業では個人の負担も大きくなります。この特性は認めつつ労働を短縮するのは大変です。
1~3を総括すると、つまり各業者が社員の休日を増やして人手不足を解消するには、
期間の拡大による「建設費(人件費)」の増大を何処かで誰かが負担しないといけません。
利益の減少に耐えられない企業では倒産する事もあるでしょう。ただそんな会社でも、なに
も社員を軽んじている訳では無いでしょう。今までそうやってきたというだけです。昔の慣
習を今のルールで「悪し」と断じるのは間違っています。
企業だけの努力では難しいかも知れません。だから政府主導の「働き方改革」と思います。
なるべくたくさんの人の様々な意見が、より良い「働き方改革」に繋がります。
どうぞ皆様。社会の継続のために力を貸してください。